水平思考クイズが大好きな、猫杉にゃん太郎です。
今回は自作の水平思考クイズを紹介させていただきます。
難易度はNORMALで、タイトルは「完璧主義の殺し屋」です。
EASY 初級者向け。5分程度で解ける問題です。
NORMAL 中級者向け。15分程度で解ける問題です。
HARD 上級者向け。30分程度で解ける問題です。
上記に当てはまらない超高難易度のものは、問題ごとに個別に設定をします。
「水平思考クイズって何?」という方は、以下の記事で水平思考クイズの概要をご参照ください。
車の移動中にみんなで盛り上がりたいときや、頭の体操にどうぞご活用ください。
まだ見ぬ良問・難問に出会いたい方も是非!
問題
以下が問題となります。
男は恋人にフラれた。
腹いせに完璧主義として有名な殺し屋にある依頼をした。
しかし、男は目的を果たすことができなかった。
そればかりか男自身が死ぬこととなった。
どういう状況でしょうか?
完璧主義の殺し屋に落ち度があったのだろうか・・・?
質問例
以下が質問例となります。
一緒に謎解きをしている気分を味わいたい方は是非お読みください(^^)
早く解答を見たい方はこちらをクリックしてください。
今回の難易度はNORMAL。楽しんで解いていこう!
完璧主義の殺し屋ってどんな人なのかしら。
殺し屋への依頼というぐらいだから、誰かを殺してほしいということだよね。
一応聞いておこう。
Q1:殺し屋への依頼は誰かを殺してほしい、というものでしたか?
A1:殺し屋への依頼は誰かを殺してほしい、というものでしたか?
⇒YES
男が振られた理由も気になるわね。恋人に他に好きな人が出来たとかが定番かしら。
Q2:男が振られた理由は恋人に他に好きな人が出来たからですか?
A2:男が振られた理由は恋人に他に好きな人が出来たからですか?⇒YES
やっぱりそうか。とすると、男が殺したかった相手の目途がついたね。
Q3:男が殺したかったのは、恋人でしょうか?
Q4:男が殺したかったのは、恋人が新たに好きになった人でしょうか?
A3:男が殺したかったのは、恋人でしょうか?⇒NO
A4:男が殺したかったのは、恋人が新たに好きになった人でしょうか?⇒YES. Good!
なるほど恋敵を殺してもらうように依頼をしたということか。
これ以降は分かりやすく、主人公の男⇒A男、恋人⇒B子、恋敵の男⇒C男、と呼ぼう。
あれ、でも目的を果たせなかったのよね?殺し屋は何かミスをしたのかしら?
聞いてみよう。
Q5:殺し屋がミスをしたために、A男は目的を果たすことが出来なかったのですか?
A5:殺し屋がミスをしたために、A男は目的を果たすことが出来なかったのですか?
⇒NO
NO!?ということは、殺し屋は完璧な仕事をしたのに、A男は目的を果たせなかったということ??
そうなるわね・・・。
もしかして、ミスをしたのはA男のほうだったんじゃないかしら??
そのあたりを聞いてみよう!
Q6:A男は何かミスをしましたか?
Q7:(Q6=YESとして)それは依頼内容に関するミスでしょうか?
A6:A男は何かミスをしましたか?⇒YES. Good!
A7:(Q6=YESとして)それは依頼内容に関するミスでしょうか?⇒YES
A男は依頼するときに何かをミスしたということか。
でも、恋敵のC男を殺してほしいと依頼するだけなのに、ミスなんてするのかな?
待って!そもそもA男は恋敵のC男の名前をちゃんと分かっているのかしら?
確認するわね。
Q8:A男はC男の名前を知っていますか?
A8:A男はC男の名前を知っていますか?⇒NO. Excellent!
やっぱり!
A男は恋敵C男の名前を知らなかったのか・・・。
じゃあそもそもどうやって依頼をしたんだろう?
その依頼の仕方が今回の肝になりそうね。
うーん、難しい・・・。
視点を変えて、B子と恋敵C男との関係をもう少し深堀してみようかな。
Q9:B子とC男が知り合った場所は重要ですか?
Q10:B子とC男が知り合った時期は重要ですか?
A9:B子とC男が知り合った場所は重要ですか?⇒NO
A10:B子とC男が知り合った時期は重要ですか?⇒YES. Excellent!
B子とC男が知り合った時期が重要なんだ!
時期が重要となると、A男と恋人になる前からB子はC男を知っていたのかどうかが気になるわね。
もしかして・・・
Q11:B子はA男と恋人関係になる前からC男のことを知っていましたか?
Q12:(Q11=YESとして)B子とC男は以前にも恋人関係だったことがありますか?
A11:B子はA男と恋人関係になる前からC男のことを知っていましたか?⇒YES. Excellent!
A12:(Q11=YESとして)B子とC男は以前にも恋人関係だったことがありますか?⇒YES. Marvelous!!
C男はB子の元カレだったのね!
ようやく真相が見えてきたね。
じゃあここで核心を突く質問を・・・
Q13:A男はC男がB子の元カレであることを知っていましたか?
Q14:B子とC男は既によりを戻して恋人関係になっていますか?
A13:A男はC男がB子の元カレであることを知っていましたか?⇒YES
A14:B子とC男は既によりを戻して恋人関係になっていますか?⇒YES
よし、全貌が見えたぞ!
少し背景を補足して、正解はごにょごにょごにょ・・・
これが真相だ!
Congratulations!!!
やったー--!!!
正解
以下が正解となります。
男は彼女に別れを告げられ、理由を聞いたらこう言われました。 「昔の恋人とヨリを戻したくって・・・」 それを聞いた男は「昔の男がしゃしゃりでてきやがって!」と怒り狂いました。 男は闇サイトで、ある殺し屋の存在を知ります。 その殺し屋は依頼内容に忠実に従い完璧に任務をこなすと言われていました。 男はその殺し屋に連絡を取ることに成功しました。 男は彼女がヨリを戻したい相手が誰なのか分からなかったので殺し屋にこう依頼しました。「(彼女の写真を見せて)この女の昔の恋人を調べ上げて殺してくれ。」 その時彼には大きな誤算がありました。 彼女とその相手は既にヨリを戻して恋人関係になっていたのです。 つまり、 彼女とヨリを戻した相手は、もはや彼女の「昔の恋人」ではなく、 そして今となっては自分自身が、彼女の「昔の恋人」となっていたのでした。
なるほど、スッキリ!!
解説
以下が解説となります。
正解を読んでもよく分からなかった方や、出題者の意図を知りたい方はご参照ください。
「完璧主義の殺し屋に依頼をしたのに、何故自分自身が死ぬことになってしまったか?」が謎の部分ですね。
完璧主義というぐらいなので、男の依頼内容に殺し屋が忠実に従った結果として男が死ぬことになった、ということは分かると思います。
それでは男はどのような依頼をしてしまったのか、この部分は発想力が必要でやや難しいかなと思いますので、難易度はNORMALとしました。
なお私がこの問題を思いついたのは、電車内の性病への注意喚起を促す中吊り広告を見たときでした。
明確には覚えていませんが、そこには「あなたの元カレの元カノの元カレの元カノを知っていますか?」というようなことが書かれていました。
「そんな人のことは知らないでしょ?その人がもし病気を持っていたらあなたにも伝染る可能性があるから、性病は他人事ではないのですよ」というメッセージっだったのですが、私はそれは分かりつつも違う解釈をしました。
それは「元カレの元カノって、自分のことだよな。さらに元カレの元カノっていうのも自分のことだよな」と思ったのです。
つまり「はい1人は知っています。それは私です」が広告に記載されていた問いかけへの答えと言えるな、と非常にひねくれた解釈をしていたのです。
そこからこの問題の引っかけ部分の着想を得ました。
「完璧主義の殺し屋」というタイトルも結構気に入っていて、私にとって思い入れのある問題となっています。
今後も自作の水平思考クイズを投稿していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、本家の水平思考クイズに挑戦をしたい方は以下の書籍も是非ご参照ください。
水平思考クイズブームの火付け役となったポール・スローンさんの著作で、水平思考クイズがたっぷり81個も収録されています。
表題の「ウミガメのスープ」という問題は名作で、私がこの問題に出会ったときは本当にゾクゾクして、水平思考パズルに一気にハマりました!
ひとりで読むよりも、複数人で出題者と回答者を入れ替わりながら遊ぶと楽しいです。
また続編もありますので、さらに謎解きを楽しみたい方はこちらもチェックしてみてください。
私の他のオリジナル問題を見てみたい方は、以下をご参照ください。
ミステリー色強めの問題が多いので、怖い系や推理系の話が好きな方に合うと思います!
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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