育休取得したいけど同僚の目が気になる。
仕事が大丈夫か心配。
評価は下がらないか?
育休に対して、そんな心配をしている方に向けて今回の記事を書いています。
私は第2子出生時に1.5ヶ月間の育休を取得しました。
男性の育休取得はまだまだ珍しいですが、これからどんどん増えていくと思います。
私の経験から、育休を取得して良かったことや工夫した点をお伝えします。
育休を取得して良かったこと
育休を取得して良かったことをお伝えします。
妻に喜ばれる
ほとんどの奥様は喜んでいただけると思います。
私がやった中では1番の妻孝行だったかもしれません。
夜中のミルクで寝不足になっても大丈夫!
産まれたばかりの子どもはミルクを3時間間隔で飲ませる必要があります。
夜中もです!(第一子の時に知って、私はかなり驚愕しました・・・)
そのために真夜中にも起きる必要があるのですが、これがまあ眠いわけです。
しかし育休を取っていれば、翌日仕事はありません!
夜中に2~3回起きるのも妻と交互に対応出来れば、一方に不満がたまることもありません。
趣味がはかどる
平日の子どもが寝ている時間は趣味にあてることもできます。
好き勝手に外には出られませんが、大体3時間ぐらいは自由な時間があったと思います。
私はその間に趣味の読書をしてました。
最近あまり読めていなかったミステリーを久々に読めて良かったですね。
ワークライフバランスが整った
育休取得のためには仕事の引き継ぎが必須です。
そのときにやらなくて良い仕事はバッサリやめたり、
自分じゃなくても出来る仕事は人に任せたり、をすることで、
復帰後も含めて、かなり仕事量を調整することができるようになりました。
周囲(特に女性社員)からの評価が上がる
復帰後、当時の上司からの依頼で本部員向けに育休取得中の話をしました。
本部内ではほぼ名前も知られてなかった私でしたが、
ある女性社員からの話では、「こんな人と結婚したい!」と評価が急上昇していたとのことでした。
なお私をきっかけに所属本部では、男性の育休取得がスタンダードになりました。
育休取得のために工夫したこと
育休取得のために工夫したとをお伝えします。
上司に早めに伝えた
安定期に入った時に、子供が出来た報告と一緒に育休取得の意思を伝えました。
上司は少し驚いてはいましたが、全く反対すことはなかったです。
そしてなるべく取得予定時期に忙しくなりそうな案件からは外してくれたり、色々と相談にものってくださるようになりました。
何事もそうですが、上司に早めに伝えるメリットは大きいです。
仕事の引き継ぎを入念におこなった
せっかくなので、単なる引き継ぎではなく、一から棚卸しをして自分の業務を抜本的に見直しました。
面倒な引き継ぎですが、私は「攻めの引き継ぎ」と称して自らを鼓舞し、これをきっかけとして個人的な働き方改革に繋げる意気込みでした。
まずは全業務をリスト化し、状況、課題、関連資料の置き場所、などをまとめました。
その中で不要な業務をバッサリやめたり、他の人にもできる仕事は任せたり、をすることで業務量を相当減らしました。
煩雑なExcelなどの作業は、引き継ぎながらマニュアル化をし、属人化からも脱却することができました。
長期休暇やジョブローテーションは、社員間の引き継ぎを強制化させるので、組織力はむしろ強まるとも考えられます。
社員個人のエンゲージが上がるとともに、組織力も高まるので、企業としてはどんどん推奨していくべきかと思っています。
全ローカルデータをクラウドにアップした
私(のPC)がいないとどうしようもない!という状況を避けるために、育休取得の直前に、全てのローカルデータをクラウドにアップして、課員に共有しました。
結構時間がかかるため、最終日だとリスクがありますので、2、3日前にやるのがよいかもしれません。
と言いますか、
本来であれば定期的にバックアップを取得するのが望ましいのかなとは思います。
(ランサムウェアなどのセキュリティ対策としても重要です)。
育休取得の良くある質問
育休取得の良くある質問について私の体験を元にまとめました。
- 周りの反応はどうでしたか?
-
ほぼ全員、超好意的でした。
ちょっとネガティブなことを言われたのは一度だけ、同期の一人から「そんなに休んで何するの?」と聞かれたぐらいです。
まあ「産後の知識が全く無いんだなぁ」と思ったぐらいで、ノーダメージでした。
- 給料はどれぐらい減りましたか?
-
給付金があるのであまり変わっていないです。
但しその期のボーナスは休んだ分(私の場合は1.5ヶ月)をそのままひかれました
- 復帰後はすぐに仕事に戻れましたか?
-
膨大なメール処理が終わった後は、身体が覚えていたようで、割とすぐに通常運転に戻りました。
- 休み中に会社やお客さんから電話は来ませんでしたか?
-
1度だけ上司から、どうしても確認したいことがあるとLINEが来たぐらいです。
これは引き継ぎを頑張ったおかげだとも思います。
- 取得期間はどれぐらいが適切だと思いますか?
-
妻の身体的な産後危機を乗り切るために、最低1ヶ月は必要だと思います。
どこまで取るかは人によるかと思いますが、私は1.5ヶ月でもまあまあよかったかなと思います。
ちなみに私の会社の場合は、1.5ヶ月であればPCや個人電話の返却が不要だったので、楽でした。
- 人事評価は下がりませんか?
-
私は下がりませんでした。たまたまですが、むしろ上がりました。
育休には様々なメリットがあると思います。
取得に向けてのハードルはありますが、年々下がってきていると感じます。
そして何より、私たちが進んで育休を取得していくことで、その文化を後世に残すことが出来るようになり、
日本の生産性向上に寄与することが出来ると信じています。
以上となります。
質問などありましたらコメントをいただけましたら幸いです^^
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