水平思考クイズが大好きな、猫杉にゃん太郎です。
今回は自作の水平思考クイズを紹介させていただきます。
難易度はHARDでタイトルは「いつもより苦いコーヒー」です。
EASY 初級者向け。5分程度で解ける問題です。
NORMAL 中級者向け。15分程度で解ける問題です。
HARD 上級者向け。30分程度で解ける問題です。
上記に当てはまらない超高難易度のものは、問題ごとに個別に設定をします。
「水平思考クイズって何?」という方は、以下の記事で水平思考クイズの概要をご参照ください。
車の移動中にみんなで盛り上がりたいときや、頭の体操にどうぞご活用ください。
まだ見ぬ良問・難問に出会いたい方も是非!
問題
以下が問題となります。
男はいつもよりも苦いコーヒーを飲み終えると、家を出てあるところに向かった。
男の決心は固まったのだ。
どういう状況でしょうか?
男の決心とは何だろうか・・・?
質問例
以下が質問例となります。
一緒に謎解きをする気分を味わいたい方は是非お読みください(^^)
早く解答を見たい方はこちらを押してください
今回の難易度はHARD。一筋縄ではいかなさそうだね。
「苦いコーヒー」がキーワードになりそう。
ただの苦いコーヒーじゃなくて、「いつもより苦いコーヒー」というところがヒントになっていそうだね。
どこでコーヒーを飲んでいるのかな。あとコーヒーを淹れたのは誰なのかしら?
そのあたりから聞いてくのが良いかも。
よし、じゃあ聞いてみよう。
Q1:コーヒーを飲んだのは自宅ですか?
Q2:このコーヒーは男が自分で淹れましたか?
A1:コーヒーを飲んだのは自宅ですか?⇒YES.
A2:このコーヒーは男が自分で淹れましたか?⇒NO. GOOD!
早速GOODが出たね!じゃあそのコーヒーを淹れたのは誰かな。
自宅だし、普通に考えると家族かな。
聞いてみよう。
Q3:コーヒーを淹れたのは男の妻ですか?
Q4:コーヒーを淹れたのは男の親ですか?
Q5:コーヒーを淹れたのは男の子供ですか?
A3:コーヒーを淹れたのは男の妻ですか?⇒YES. GOOD!
A4:コーヒーを淹れたのは男の親ですか?⇒NO
A5:コーヒーを淹れたのは男の子供ですか?⇒NO
なるほど、男の妻が淹れたんだね。
じゃあなんで男の妻はいつもより苦いコーヒーを淹れたのだろうか…。
思いつくことをローラーで聞いてみよう。
男の妻がいつもより苦いコーヒーを淹れた理由は…
Q6:コーヒーを淹れる道具が変わったからですか?
Q7:男の味の好みが変わったからですか?
Q8:妻が男の味の好みを忘れてしまったからですか?
A6:コーヒーを淹れる道具が変わったからですか?⇒NO
A7:男の味の好みが変わったからですか?⇒NO
A8:妻が男の味の好みを忘れてしまったからですか?⇒YES. Excellent!
Excellentが出たね!だいぶ真相に近づいたかな。
もしかして妻は記憶障害を患っているのかも。
あと、男の好みを忘れたからって、いつもより苦いコーヒーを淹れるとは限らないよね?
妻は男の好みは忘れたけど、他の人の好みを覚えていて混同したんじゃないかしら…?
よし、そのあたりを確認していこう。
Q9 :妻は記憶障害を患っていますか?
Q10:この物語には苦いコーヒーが好きな人物が出てきますか?
Q11:(Q10がYESとして)妻はその人物の好みに合わせてコーヒーを淹れましたか?
A9 :妻は記憶障害を患っていますか?⇒YES. GOOD!
A10:この物語には苦いコーヒーが好きな人物が出てきますか?⇒YES. Excellent!
A11:(Q10がYESとして)妻はその人物の好みに合わせてコーヒーを淹れましたか?
⇒YES
新たな登場人物だ!
その人物が重要そうだぞ。
じゃあ、その人物のことを聞いていこう。
苦いコーヒーが好きなその人物は…
Q12:男の知り合いですか?
Q13:生きていますか?
Q14:(Q13=NOとして)殺されましたか?
A12:男の知り合いですか?⇒YES
A13:生きていますか?⇒NO. Excellent!
A14:(Q13=NOとして)殺されましたか?⇒YES. Marvelous!!
Marvelousが出たよ!かなり真相に近づいてきたね。
じゃあ、ここで核心を突く質問を…。
Q15:その人物を殺したのは、主人公の男でしょうか?
Q16:その人物は妻の元恋人でしょうか?
A15:その人物を殺したのは、主人公の男でしょうか?⇒YES
A16:その人物は妻の元恋人でしょうか?⇒YES
やっぱり!ここまで来たら正解が見えてきたぞ。
少し背景も付け加えて、ごにょごにょごにょ・・・
これが真相だ!!
Congratulations!!!
やったー--!!!!
正解
以下が正解となります。
A男にはかつて親友のB男がいた。 B男には恋人のC子がおり、A男もC子と仲良くなり、3人で食事に行くこともあった。 食後のコーヒーは、A男はいつも砂糖をたっぷり入れていたが、B男は苦い味が好みで砂糖をほとんど入れていなかった。 そんな日々を過ごす中、困ったことにA男はC子を好きになってしまう。 堪えきれなくなったA男は、B男と2人で酒を飲んだあとに、歩道橋の上で自分の気持ちをB男に伝えた。 B男は激怒し、激しい口論となった。 さらに押し合いの喧嘩となり、A男が強くB男を押したところ、歩道橋の階段から落としてB男を殺してしまった。 B男はお酒が入っていたこともあり、警察は酔っ払いが誤って転倒したものとして、この事件は事故で片付けられることになった。 それから数年の月日が経ち、A男は結婚をした。 そして年を重ねていくと、A男の妻が記憶障害をわずらい、身の回りのことを忘れていくようになった。 ある日、A男は妻が淹れてくれたコーヒーを飲むと、いつもよりも苦かった。 A男の今の妻、それはB男の恋人C子であった。 C子はA男をかつての恋人B男と勘違いして、苦い味のコーヒーを淹れてしまったようだ。 どうやら、A男のことよりもB男のことのほうが強く記憶に残っているらしい。 A男は妻C子に対して自分がどれだけひどいことをしてしまったのか改めて思い知った。 A男は自首することを決意し、警察に向かった。
なるほど、スッキリ!!
解説
以下が解説となります。
正解を読んでもよく分からなかった方や、出題者の意図を知りたい方はご参照ください。
今回の問題は「苦いコーヒー」ではなく「いつもより苦いコーヒー」としているところがヒントになっており、何故いつもより苦くなってしまったのかを考えることでとっかかりがつかめます。
主人公の男がそのコーヒーを淹れていないということが分かれば、そのコーヒーを淹れたのは妻でははないかという部分は想定しやすいかと思います。
物語は素直ですが、問題としては登場人物を2人隠しているので、正解にたどりつくまで時間がかかるかと思い難易度をHARDとしました。
他の記事でも書いていますが、水平思考クイズでは問題文に出てこない登場人物がキーであるパターンは頻出ですので、回答者はまず登場人物周りを整理するような質問をすると良いかと思います。
出題者としては切ない問題も作ってみたいと思い、妻の記憶喪失という事態で起こりそうなシチュエーションを考えてみました。
今後も自作の水平思考クイズを投稿していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、本家の水平思考クイズに挑戦をしたい方は以下の書籍も是非ご参照ください。
水平思考クイズブームの火付け役となったポール・スローンさんの著作で、水平思考クイズがたっぷり81個も収録されています。
表題の「ウミガメのスープ」という問題は名作で、私がこの問題に出会ったときは本当にゾクゾクして、水平思考パズルに一気にハマりました!
ひとりで読むよりも、複数人で出題者と回答者を入れ替わりながら遊ぶと楽しいです。
また続編もありますので、さらに謎解きを楽しみたい方はこちらもチェックしてみてください。
私の他のオリジナル問題を見てみたい方は、以下をご参照ください。
ミステリー色強めの問題が多いので、怖い系や推理系の話が好きな方に合うと思います!
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
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